遠恋~君と恋をした日々~
「ん――――ん、勝ったぁぁぁ。すごかったねぇ!」


あたしの気持ちはまだ興奮していた


2軍の2組と4組が今戦っている


あたしたちは、勝った


でも、すご――くいい試合だった


「咲希お疲れ様!これ、お茶だよ」
「ありがと莉那」


莉那からもらったお茶を一口口に含み、ゴクンと飲み込んだ


「ん~おいしい」
「咲希は何でも幸せそうに飲んだり食べたりするよねぇ」
「そっかな?」


莉那がニコニコしながらあたしを見てきた


なんだか莉那の言葉には重みがあるような気がする


すごく・・・いい気分になるんだ。嬉しくなる


どうして・・・こんなに優しい莉那を眞子は嫌うのだろうか


健悟君を思う気持ちからだろうか・・・


眞子が学校に来なくなって、1か月が過ぎようとしてた






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