遠恋~君と恋をした日々~
「あっ先生、聞いてたよ?」
「じゃー明日何持って来いって言った?」


げっ!そんな質問しないでよぉ・・・


「分かりません!」
「少しは俺の話を聞け――――――!!」


先生がいじけたようにあたしの頭を叩いた


「も―そんな子とど尾でもいいからさ、早くしてよ!」


あたしは桜庭に早く逢いたいの!


「しゃーねーな、今日だけだぞ?」
「わーい!先生ありがと―」


先生が、あたしの頭をポンポンと叩いて前に戻っていった


そのあと、なんだかいっぱいのことがあって、あたしは少し桜ばあを待たせることになった


「じゃー、気をつけて帰れよ!」
「さよーならー」


先生にそ―言ってあたしはまた、廊下を走った


「藤原!またお前かぁぁぁぁ!!」


パゲ野郎が怒ってたけど、あたしは無視して校門へ向かった


急いで靴を履き替えて、桜庭の姿を探した


・・・桜庭はぁ・・・・いた!







< 158 / 424 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop