遠恋～君と恋をした日々～
またどうせ、一人で過ごす土日なんだと思っていた


でも、今の桜庭の言葉であたしの寂しさはなくなったよ


やっぱり彼方の言葉だけでこんなにも嬉しくなるんだ


「うん！行く！頑張って！」


あたしの返事を聞いてほっとしたのか、桜庭があたしの頭をポンポンとなでた


桜庭の手が好き
桜庭の胸板が好き
桜庭の優しい性格が好き


今のあたしの頭の中は桜庭でいっぱいなんだ


違う人が入ってくる隙間なんてないぐらいに、桜庭しか考えられない


桜庭の中であたしはどれだけしめれていますか？


あたしは彼方の中にちゃんと存在してますか？


もう一度信じようと思った


何度も何度も断られても、信じ続けようって


何度も何度も裏切られたっていつかは戻ってきてくれるっと信じ続けようと思った


サッカーの練習も応援してる、でも時間があいたらあたしのところにも来てほしい


サッカーの次でもいいから、あたしの存在をあなたの中から消さないで









< 182 / 424 >
表紙・目次

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop