遠恋~君と恋をした日々~
「ただいまー」


桜庭が家に入っていった


あたしはどうしたらいいか分からなくて、そのまま玄関で突っ立っていた


「藤原?どーした?」


あたしが見てる先に目を輝かせながらいっぱいの美人の女の人がいた


あたしの目線が自分にじゃないと分かった桜庭が後ろを振り返った


「げっ!ねぇちゃんたちいたのかよ!」
「も―凪ったら、彼女連れてくるならそ―言ってくれてばいいのにぃ」
「だ――!出かけろっていっただろぉ!?」


桜庭のお姉さんたちが桜庭の頬をつんつんとして笑っていた


美人だなぁ・・・さすが桜庭のお姉さん方


ぽーっとお姉さんたちを見ていたら、こっちに近寄ってきた


ビックリしてつい桜庭の服の裾を握ってしまった


それに築いた桜庭が、あたしからお姉さん方を離した


「藤原ビビってんだろ?早くリビング行けよ!」
「うるさいわねぇ、あたしは今彼女と話そうとしてんのよ」








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