遠恋~君と恋をした日々~
彫刻のように固まったあたしの足


どうしてもこの脚を動かすことなんかできなくて・・・


「彼女ちゃん名前は?」
「さっ咲希です」


緊張のあまり声が裏返ってしまった


そんなあたしを見てお姉さん方があたしに抱きついてこ―言ってきた


「きゃ~、何てかわいいの!?凪にはもったいないわ!」


うわぁ、いいにおいがする


「気にいったわ!ねぇ、楓も椿もそ―思うでしょ?」
「梅興奮しすぎ!」
「椿も気にいったぁ」


えっと、今あたしに抱きついてるお姉さんは梅さん
で、黒髪美人のお姉さんは楓さん
そして、ピンクのフリフリノ服を着たお姉さんが桜さん


個性的なお姉さん方ばかりだな


「藤原紹介するな、長女の梅と次女の楓と三女の椿。椿以外は俺の姉!椿だけは俺の妹ってわけです・・・」


へぇ、椿ちゃんってあたしたちよりも年下なんだ








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