遠恋~君と恋をした日々~
あまり甘くないクッキーだったけど、ほんのり甘くておいしかった


「こんくらいのクッキーなら食べれるの?」
「ん?あぁ、食べれるよ」
「そっか」


こんくらいの甘さなら食べれるんだ


今年のバレンタインデーは、クッキーだな!


莉那も何やら洸君に聞きこみ調査をしている


たぶんなぐと洸君はなにがなんだかわからないだろう


困り果てた洸君の顔を見てると面白くってふふっと声が出た


「咲希ちゃんわらったなぁ!?」
「ふふふっ、ごめんなさい」


笑いがおさまらなくて、大笑いしてしまった


そんなあたしを見かねた凪があたしの頭を軽く叩いた


「もう笑わない!笑いすぎだぞ?」
「ははっごめん。も―笑わない!」


やっと笑いがおさまった。笑いすぎてお腹が痛い!


「あれ――――っ?咲希ちゃんと莉那ちゃんじゃん」


ふいに聞こえた声で後ろを振り返ると、友香ちゃんが友達と立っていた


・・・さっきまで消えていた不安が今、胸によみがえった


もやもやってこのことだったんだ・・・









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