遠恋~君と恋をした日々~
コップの割れる音で我に帰る


「あ・・・っ、われちゃった」
「大丈夫か?けがない?」
「うん。大丈夫だよ」


割ったグラスを、拾うためしゃがんだ


一つ一つガラスを手に乗せていく


5個目の大きなガラスを手に置いた瞬間、痛みが走った


「いたっ!」


あたしの手からは、血がドクドク流れる


「あっやばい。血止まんない!」
「咲希!?大丈夫か?ハンカチある?」


片方の手でカバンの中からハンカチを出して凪に渡した


手に持ってるガラスを莉那に渡した


「ちょっと痛むかも、我慢して」
「・・・いっ・・・」


店員さんが駆けつけて、ガラスを拾ってくれた


「消毒ありますか?」
「医務室へどうぞ」


凪と一緒に店員さんについていった








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