遠恋~君と恋をした日々~
「ごめんね」
「いいよ。なんか俺あの場所にいるの辛くてさ」


なんでつらいの?
何がつらいの?


「そっか、でも早く戻んなきゃ。莉那が・・・」
「洸さ、莉那ちゃんの前に沖が好きだったんだよ。だから、今嬉しいんじゃねーかな」


今は莉那が好きなのに・・・なんで、友香ちゃんが好きだったからってあんなデレデレすることないのに!


あたしの中で、怒りが芽生えた


いつか洸君は・・・莉那を傷つける


そう思ってしまった


「よしっ、これでいい」
「あっ・・・待って、ここも血出てるの」


スカートをめくって、血が出てる所を見せた


「こっちのほうが重傷じゃねーか!」
「ごっごめんなさい・・・」


でも、なんだかんだ言ってちゃんと手当をしてくれる


「ありがとう」
「どーいたしまして、じゃ戻るか」


凪の後に続いて、あたしも部屋から出た


莉那のほうへもどると、莉那が『咲希大丈夫?』と言われてうなずくあたし









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