遠恋~君と恋をした日々~
「咲希手あらった?」
「うん。洗った!」


トイレから出て、莉那と教室に戻っている途中にまた理穂とすれ違う


「マジうざ、涼介に色目使ってんなよ」


今のは完全にあたしへのだったよね・・・っ!!!


なんなの!?色目なんか使ってないんだけど!


性格悪いのも体外にしろよ!!・・・とは言えず


そのまま気にせず普通に通りすぎた


「ねっねぇ咲希、今の咲希への悪口だよね」
「ん?あぁ、気にしないほうがいいんだよあんなの」


気にしてないオーラを出して、莉那へ返した


それ以上莉那もその話をしなかった


気にしなくていいんだよね。ただのやきもちだよね


しかもあたしには凪っていう彼氏いるし!


別に色目使ってるんじゃなくて、ただ話してるだけだし!


あたしのイライラは高まっていった


教室に着くと、当たり前のように男子が騒いでいる


女子は、普通に喋っている


このクラスはうるさいほうだから、担任の先生も大変だろう


ちょっと先生に同情してしまった









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