遠恋~君と恋をした日々~
「咲希?」
「ん?なに?」
「もう・・・終学活終わったよ?」


終学活終わったの!?


「・・・あははっ、話全然聞いていなかった」
「やっぱり、だってずっと空見てたもんね」
「やっぱりまた見てたんだ?」
「何よそれ、きずいてなかったの?」


莉那が笑いながら、あたしの肩を叩いた


「早く行こうよ。凪君のところ」
「あっそうだった。莉那の恋がかかってるんだもんね!」


あたしがそ―言って笑うと、莉那が顔を赤くした


「そんな・・・ふふっ、可愛いなぁもう!」
「ちょっ、バカにしてるでしょ!」


莉那があたしの事を疑ってる目で見た


「そんなことより早く行こう!」
「ちょっと!話そらしたね!?」



あたしは莉那の怒ってることを無視して、手を引いて歩いた


絶対今度は莉那を幸せにするんだから


莉那は幸せにならなきゃいけないんだ


色んな事を乗り越えて、莉那はちょっとこいに臆病になってる


だから、今回は絶対に幸せにしてくれる人を見つけてあげるんだ


そのためには、彼がいいと思った


彼氏かいないと思った


絶対彼が莉那を幸せにしてくれるとおもった







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