遠恋~君と恋をした日々~
少したって、持ち直したのかこっちを向いた


やっぱり、思ってた通りかっこいい


「初めまして、竹本裕生(たけもと ひろき)です」


爽やかな印象の彼は、見た目通り爽やかだった


「あっ、初めまして。藤原咲希です」
「初めまして、澤村莉那です」


一通りしこ紹介を終わったあたしたちは、ファミレスに入ることにした


「あたし恥じっこがいい」


ファミレスに来るとなぜか恥じっこがよくなる


やっぱり、窓から景色が見れるからだろうか


「あたし・・・咲希の横がいい」


珍しく緊張している莉那を見ておかしくなった


おかしくなったけど笑わずに、莉那を隣に招いた


あたしの前に凪


あたしの斜め前に裕生君が座った


「あっ、あたし飲み物とってくるね」


そー言って、席を立ったあたしの手を握ったのは莉那だった


「大丈夫だよ」
「でもぉ・・・」
「じゃー一緒に行く?」


あたしの言葉に莉那は満面の笑みでうなずいた


そんなに嬉しかったか?


まぁいいっか











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