遠恋~君と恋をした日々~
も―――っ!何回もいわれなくても分かったって!


「咲希、昨日行かなかったの?」
「うん・・・実は忘れてて」


ははは・・・と苦笑いすると、眞子がこんなことを言いだした


「もしかして咲希ちゃん、先生のこと好きなんじゃないの?」
「なっ何言ってんの!?あたしが好きなのは・・・」


あたしが好きなのは・・・桜庭だけ


桜庭しかあたしは好きになれない


「誰?咲希好きな人いるの?」
「そっかぁ、先生のこと好きじゃなかったんだ」


眞子の感はほぼ当たらない


でも今回、当たりそうってビクビクした


だっていつもニコニコ笑っておしとやかな眞子が、今さっき真剣な顔をしたから


驚いた・・・


「・・・あれ?みんないない」
「えっ?あぁ、次体育じゃん」
「えっやばいじゃん!」


あたしと眞子は急いでたけど、莉那はめちゃくちゃゆっくりだった


莉那の手を眞子と引いて、着替えをするために更衣室へ向かった







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