遠恋~君と恋をした日々~
Ⅰ
「咲希ちゃ―――ん、御飯よぉ」
やっぱりあたしの朝は園長先生の声で始まる
「今いく――――っ!!」
園長先生の声にあせって勢いよく飛び出した
「園長先生、今日の朝ごはんなぁに?」
あたしの問いにいつも笑顔でかえしてくれる園長先生
あたしが下に降りてくると、ゆうちゃんはいつもくっついてくる
「咲希ねぇちゃんおはよ~」
「おはようゆうちゃん」
にっこり微笑んで、ゆうちゃんと一緒に席に着いた
ゆうちゃんの一つ一つの行動がかわいくて口元が緩んでしまう
「ん~おいしい。園長先生に今度お料理を習わなくちゃ」
「咲希、お料理できないの?」
馬鹿にした笑いであたしを見た舞子に腹を立てた
「なによ。女度低いとか思わないでよね!」
ぷいっとそっぽを向いたあたしを見てもう一度笑った舞子
「女度低いなら、女度高くすればいいのよ」
「女度高くする?!」
「だって咲希、中3になってもメイクしないしさ」
・・・メイク、あたしには無縁のことだと思ってた
「メイクって何するの?」
「えぇ!咲希メイクのやり方も知らないの!?今からあたしが教えてあげる!」
・・・何を教えてくれるの!?
やっぱりあたしの朝は園長先生の声で始まる
「今いく――――っ!!」
園長先生の声にあせって勢いよく飛び出した
「園長先生、今日の朝ごはんなぁに?」
あたしの問いにいつも笑顔でかえしてくれる園長先生
あたしが下に降りてくると、ゆうちゃんはいつもくっついてくる
「咲希ねぇちゃんおはよ~」
「おはようゆうちゃん」
にっこり微笑んで、ゆうちゃんと一緒に席に着いた
ゆうちゃんの一つ一つの行動がかわいくて口元が緩んでしまう
「ん~おいしい。園長先生に今度お料理を習わなくちゃ」
「咲希、お料理できないの?」
馬鹿にした笑いであたしを見た舞子に腹を立てた
「なによ。女度低いとか思わないでよね!」
ぷいっとそっぽを向いたあたしを見てもう一度笑った舞子
「女度低いなら、女度高くすればいいのよ」
「女度高くする?!」
「だって咲希、中3になってもメイクしないしさ」
・・・メイク、あたしには無縁のことだと思ってた
「メイクって何するの?」
「えぇ!咲希メイクのやり方も知らないの!?今からあたしが教えてあげる!」
・・・何を教えてくれるの!?