遠恋~君と恋をした日々~
Ⅱ
「いい加減泣きやみなよ」
「咲希ちゃん、大丈夫だって。南波君だって怒ってなかったし」
怒ってるんじゃない・・・絶対ショックだったはず
だって、親友と間違えられたんだから
しかも・・・あたし、最低なことした
「・・・うぅ・・・っ・・・っ」
こんなんじゃ、あたし一生・・・南波と顔合わせらんないよぉ
「ねぇ咲希、“桜庭”って誰?」
莉那の発言にあたしは動揺して椅子が転がり落ちた
「やっぱり、なにかあったの?」
眞子の優しい発言にも、また涙が流れる
「・・・あたしの、好き、な人・・・っなのぉ」
苦しい、南波を桜庭と間違えるもの
あの人に暴力振るわれるのも
逢えないのも全部全部・・・苦しい
「そうだったの・・・、咲希一人で悩んで辛かったんだね」
莉那たちに話すと優しい言葉が返ってくる
「もー、一人で悩まなくていいのに。あたしたちに、相談してくれていいのに。もう一人で抱え込まなくていいよ、あたしたちがいるからね」
眞子に包まれながら、優しい言葉をかけられてまた泣かされた
眞子はあたしを泣かす天才なのかもしれない。この優しい表情と優しい言葉遣い、和む
「咲希ちゃん、大丈夫だって。南波君だって怒ってなかったし」
怒ってるんじゃない・・・絶対ショックだったはず
だって、親友と間違えられたんだから
しかも・・・あたし、最低なことした
「・・・うぅ・・・っ・・・っ」
こんなんじゃ、あたし一生・・・南波と顔合わせらんないよぉ
「ねぇ咲希、“桜庭”って誰?」
莉那の発言にあたしは動揺して椅子が転がり落ちた
「やっぱり、なにかあったの?」
眞子の優しい発言にも、また涙が流れる
「・・・あたしの、好き、な人・・・っなのぉ」
苦しい、南波を桜庭と間違えるもの
あの人に暴力振るわれるのも
逢えないのも全部全部・・・苦しい
「そうだったの・・・、咲希一人で悩んで辛かったんだね」
莉那たちに話すと優しい言葉が返ってくる
「もー、一人で悩まなくていいのに。あたしたちに、相談してくれていいのに。もう一人で抱え込まなくていいよ、あたしたちがいるからね」
眞子に包まれながら、優しい言葉をかけられてまた泣かされた
眞子はあたしを泣かす天才なのかもしれない。この優しい表情と優しい言葉遣い、和む