遠恋~君と恋をした日々~
「何やってんだバカ――――っ!!」


先生の怒鳴り声が耳に響く


あたしと莉那は耳をふさいでいた


「耳ふさぐなっ!!」


先生はあたしと莉那の手をどかした


「何でこんなところにいんだよ!」


先生は、本気で怒ってるようだった


嫌違う、怒ってるんだ


「ねぇなんで?なんでそんなに必死に怒るの?あたし先生の親戚でも子供でもないのに!!」


なんでか分かんなかった。なんでか分かんなかったけど、あたしは泣きながら先生の胸倉をずっとたたき続けた


「なんで・・・っなんでよぉ・・・っ!!」


ずっと叩き続けるあたしの手を先生がつかんだ


先生の顔を見つめていたら、先生の掌が飛んできた


「・・・っ!!」


叩かれた頬が痛くて、ずっと頬を手で覆っていた


痛い・・・


でも・・・嬉しかった















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