遠恋~君と恋をした日々~
「じゃーな。明日な!」


そ―言って先生は帰っていった


たぶん、見回りをしていたんだろう


「咲希、頬大丈夫?」
「うん。あたしね、先生に叩かれて嬉しかったんだぁ」


あたしの発言に、莉那は驚いていた


そりゃ驚くよね。叩かれて嬉しい人なんていないんだから


でも、本当にうれしかった


愛情がこもっていて、温かかった


「ま―とにかく、早くアクセサリー屋さんいこう!」


次はあたしが莉那を引っ張った


本当は、このまま帰ってしまったほうがいいんだろうけど


でも、本当に指輪がほしかった




















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