遠恋~君と恋をした日々~
「もー、遅いぞ。藤原」
「・・・ごめんなさい」


こんなことしたくない、家に帰ってベッドの中で大泣きしたい


でも、先生のいうこと聞かなきゃいつまでたっても終わんない気がする


だから、今日だけは先生の召使になってみようかなって


「どうした?なんかあったのか?」
「・・・っ」


またあたしは泣きそうになった。


でも先生に迷惑かけらんないから、だから・・・


「ううん!何でもないよ。何すればいいの?」


涙を無理やり止めて先生に笑顔を向けた


「そっか、じゃーこれ運んでくれるか?」
「あっ、は――い」


手を挙げて、山積みになってるノートを持った


「あ――、藤原はこっちな、んっ!」



先生が重たいノートをもってあたしは、袋の中に入っている資料を渡した


へぇ、優しいんだぁ


「先生さぁ、自覚もった方がいいんじゃない?」
「へっ?何言ってんの?」
「先生ってさ・・・あのっ、かっかこいいしさ、優しいしさ・・・」











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