遠恋~君と恋をした日々~
「咲希じゃん!今塾の帰り?」
「あれ凪!?久しぶり―――っ!」


あたしは、莉那から離れて凪に抱きついた


「咲希手冷た!咲希冷え症だもんな」
「手寒くて、今温かいコーンスープ飲んでたの」


凪がいるってことは、祐生君もいる?


後ろを向いて莉那の姿を探したがいない


ってことは・・・隣を見ると、莉那と祐生君が楽しそうに話していた


「咲希の塾、俺の家の近くじゃん」


凪に塾の話しをしたら、凪は驚いていた


何度か凪の家に行ったことあるあたし、でも道までは分かんなかった・・・


「いつもここで待ってんの?」
「うん。莉那2人で寒いねっていいながら」
「そっか」
「凪も飲む?コーンスープ温かくておいしいよ?」


あたしが凪にコーンスープを差し出した


凪がそれに口をつけて飲んだ


なんか、飲んでる姿もかっこいい


「うわぁ、めっちゃ温まる。サンキューな」


こんなにかっこいい凪があたしの彼氏


改めてあたしすごい人と使ってるんだなって思った


「―――咲希?」
「えっ?なに?」
「今俺に見とれてただろ」
「そっそんなことないもん!」


あたしは、そっぽを向いた


凪が笑って、『ごめんごめん』と言った














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