遠恋~君と恋をした日々~
家に帰宅したら、麗子さんが夕ご飯を出してくれた


それを頬張りながら、あたしはテレビを見ていた


おいしくて温かい料理が前にあると幸せな気分になるんだ


「なぁ咲希」
「なぁに?」


テレビで爆笑してたあたしは、いきなりお兄ちゃんが話しかけてきてそのまま答えた


「ちょっと塾詰め込みすぎじゃないのか?」


塾詰め込み過ぎかぁ・・・ま―あたしも思ったけど、頑張んなきゃだしなぁ


「大丈夫!土日で発散してるから」
「本当か?もし辛かったら言えよ?俺が話しに行ってやるからな」
「ありがとお兄ちゃん!」


お兄ちゃんとの話が終わると、またテレビに目を向けた


笑ってれば、辛さなんて吹っ飛ぶ


先生とだって約束したから


絶対志望校を合格するって


ねっ?だよね先生


ご飯も食べ終わり、あたしは部屋でまったりしていた


あっ、凪に電話しようかなぁ


あーでも今、勉強中かな?


どうしようかな・・・


やめておこう


凪に負担はかけたくないしね


さ~、凪も勉強してると思うからあたしも勉強しよ~


ん~、本当は1時間半も勉強してきて疲れたんだよね


今日もここで寝ちゃいそ~













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