遠恋~君と恋をした日々~
「はぁ~・・・」
「えっ、ため息...」


ため息つかれたことが、ショックで涙が出た


「咲希!?」


涙を流しているあたしを見て凪が抱きしめてこ―囁いた


「咲希鈍感過ぎ、ベッドの上で好きな女が前に居て抱きしめるだけじゃ済まないよ?」
「へっ!?」


ななな何言ってんの!?


「じゃー、なにしたいの?」


分かっちゃったけど、意地悪してみた


「そこ言わせる?」
「うん!」


あたしの笑みに、凪が笑った


少し沈黙が続いてから凪がその沈黙を破った


「俺咲希とエッチがしたい、咲希がほしい」


改めて言われると、照れちゃう・・・


「うん!あたしの初めてをもらってください」


そのあと、恥ずかしすぎて、記憶があいまいだ


でも、幸せな部分はすごくはっきり覚えてる


何度も何度もあたしの名前を呼んでくれた


繋がる時、いたがるあたしに優しくキスをしてくれた


これ以上の幸せがあるとは思えないくらい幸せだった











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