遠恋~君と恋をした日々~
特別な朝がやってきた


今日は高校の入学式


色んな期待や不安を抱えて、行く準備をしていた


この日のために伸ばしていた髪の毛を、今日はツインテールしなくてもいい


めんどくさかった、髪の毛を縛ることをしなくていいから


その分今日は遅くまで寝ていた


今日から、背中の真ん中まで伸ばした髪をおろしていく


高校入学と言うことで、少しだけスカートを短くしてみた


中学では、膝が見えてしまったらだめだったため


すごく長かった


だから、こんな短いのはなれてない


普段でも、スカートをはかないから躊躇した


前までスカートの下にはいていた体育ズボンを脱いで、見せてもいいパンツをはいた


なれないから、何度も何度も姿を確認した


すごい、可愛い制服


「お兄ちゃん、変じゃない?」
「変じゃないよ。めっちゃ可愛いぞ!」


お兄ちゃんの嬉しそうな顔にあたしも笑みをこぼした


「咲希ちゃん可愛い!」


麗子さんにも“かわいい”と言われて自信がついた


今日は、初めてだから莉那と一緒に行くことになってる


「それじゃー、行って来ます!」


こ―して、あたしの高校生活がスタートした










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