遠恋~君と恋をした日々~
「・・・ひっく・・・っうぅ・・・っ」


涙が止まらなくて、叩かれた顔と腕の体移住が痛くて


家の前の階段に座ってあたしは、肩を包み込むように自分で抱きしめた


ふるふる震えるあたしの肩と腕


恐怖が消えない・・・怖いよ、お兄ちゃん


怖さを紛らわすため、目を閉じた


どれだけの時間が立っただろうか・・・


「・・き、咲希?」
「・・・おにっ、おにいちゃぁぁぁぁぁん」


目の前で優しい笑みを浮かべてるお兄ちゃんに泣きながら抱きついた


お兄ちゃんはあたしの頭をなでながらあたしを立たせた


「家に入ろう。風邪ひくぞ」


家に、入りたくない














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