遠恋~君と恋をした日々~
色々話してると時間が立つのは速いものだ


「莉那――――っ!ご飯できたから降りてらっしゃい」
「は――――い!」


莉那ママが階段のほうから叫んだ


莉那がそれに返事をして、あたしたちはリビングへ行った


「うわぁ、おいしそう」
「咲希いちいち感動しすぎ!」
「だっておいしそうなんだもの」


莉那の隣に座ってご飯を食べた


う―――んおいしい。温かいこんなご飯食べたの久しぶり


家庭の味って感じ


今まであたしは、コンビニ弁当やお兄ちゃんがつくっていったものを食べていた


ママのご飯なんかもう何年も食べていない


だからすごく嬉しい。こんな温かい家族に囲まれて、こんな温かいご飯が食べれて、今あたしはすごく幸せだ


「おいしかったぁ」
「食後のデザート食べるでしょ?」
「食べる!」
「咲希ちゃんが持ってきてくれた、ロールケーキ切るから待っててね」


莉那ママはほんわかしていて、意外に天然だった


莉那パパは面白い人で、すごく優しかった


すごく喋りやすくて、溶け込んでいた











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