幸せなとき
2
遅刻の原因である昨夜のプランは未菜の
映画みたい!!
の一言で崩れ去ってしまった
俺としては今日はいつもと違うデートにしたかったけど未菜には敵わない
それでも繋いだ手から伝わる未菜の緊張に(俺だけじゃないんだ)となんとなくうれしくなった
ただ、緊張してんの?ってからかったのは間違えだった
悪い?
と頬を赤めて拗ねたように返されたのには(やっぱり敵わない)と思い知らされるだけだったから