イケメン御曹司の秘密の誘惑
………!!
そう言って潤は私と同じようにその場にガタリと座り込んだ。
目の前にある彼の瞳から目を逸らせない。
潤んだ瞳同士が見つめ合い、揺らめいて愛を滴らせる。
「………嘘だわ」
思わず呟く。
だけど、その輝きに嘘は欠片も見いだせない。
「…嘘よ…、そんなの…!
嘘だわ!!信じない!!信じないわ!
嘘つき!!あなたは本気なんかじゃない!!」
そんな事を言い出した彼をポカポカと両手で叩く。
また私を、混乱させる気ね!
信じられないわ…!