イケメン御曹司の秘密の誘惑

彼がそのまま突き進み、
たどり着いた先―――。

そこは、

――大広間の重厚な扉の前だった。

「……!」

な…にを…するつもりなの!?

「…じゅ…」

私が言いかけた瞬間、彼が扉を勢いよく押した。

「……ちょ……」

彼を止める暇もなく、扉は大きく左右に開かれ、中にいる数百人の視線が一斉に私達に注がれる。






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