イケメン御曹司の秘密の誘惑
「…愛してる。
潤を……心から。
あなたの全てが……愛しくて…
堪らないの……」
私がそう言うとふわっと髪を優しく撫でて彼が言った。
「……いい子だ。それでいい」
「……」
……子供扱いして…。
何よ……。
だけど………悪くない。
ぼんやりと彼をうっとり見つめる……。
「よく決断していただけましたな、武島副社長」
拍手しながら、私達の隣から突然、知らない男性が話しかけてきた。
「……九条社長…」
………え?
九条……社長……?