イケメン御曹司の秘密の誘惑

「…九条を傘下に入れる為…、たった、その程度の事で…比奈子を諦めようとしてた。

だけど…今は、
この肌に……触れてもいいのは…
俺だけだよな…」


そう言いながら、彼女の背中をそっと撫で回す。

……俺の……ものだ…。


誰にも……渡さない。
いつまでも。


「…そうよ。
潤の……好きにしていいの。
あなただけ……」

そう言ってから彼女の唇が優しく俺の唇に重なってくる。

俺はそっと目を閉じ、
またしても、彼女に魂を奪われる。


―――君は…俺を天界から迎えに来た、

………女神なのではないだろうか。





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