イケメン御曹司の秘密の誘惑
…「ねえ、潤、だけど本当に良かったの…?
あの研究はあなたの夢だった。
いつか、私を選んだ事を後悔するんじゃ…」
「しないよ」
彼女の肌から唇を離さないままに答える。
彼女の身体を唇でくまなくなぞりながら、心をゆっくりと満たしていく。
「…比べる…までもない。
今の俺にとっては。
比奈子に…完全に心を全て持っていかれてるから。
どうか……してるかな。
おかしいと………思うか?」
そう言いながら、その白い胸元にそっと吸い付く。
分かるか?…この気持ちが……。
愛しさに支配された切ない想いが…。
「……っ……」
彼女が微かに吐息を漏らして身体をのけ反らせる。
……お前以外の…ものなど…。
……おかしい、と自分でも思う。
だが、……たかが、俺など…
心奪われれば……こんなものだろう。