イケメン御曹司の秘密の誘惑
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「あら…潤さん…、首…、怪我したの?」
冴子の視線が俺の首筋に向けられている。
…ギクリ。
…昼間、比奈子に吸い付かれた痕…。
「あ、いや、虫かな…」
首筋を隠すように手を添える。
「ふーん…。
あ、そうだ、お父様がね、一度挨拶したいって。
今度、家に来てほしいの。
お母様も張り切って、その日は得意のケーキを焼くそうよ。
楽しみだわ」
「ああ。是非」
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