未定
イマイチ実感はないが、一応命を狙われたりしているから自分の事は伏せておかなきゃいけない。

「そう言えばあなた、名はなんと申請を?」
「一応おばあ様のエリアス。」
「良いでしょう。あら、髪が崩れているわね。」
「本当?やだ頑張ったのにー」
「いらっしゃい。直してあげるわ。」

普段私は、一般の人が入れない王族の楽園クレスタニアに住んでる。
そこに行くためには、なっがーいフワフワ浮いてるクリスタルの階段を登らなきゃいけない。
登りきったら異空間の狭間っていう通路を通ってようやくお庭。
庭って言っても森みたいだけど。
なんか私を護る為に元々このファイゼンガルドにあった王家の島を丸ごと異空間に移したんだって。
森に住んでるのはエルフ族とユニコーン族とペガサス族、ケンタウロス族にウルフ達やエント達や精霊達。
それからドラゴン族や巨人族にヴァイキング、島の周りの海には人魚族。
景色は普通にファイゼンガルドとおんなじ。
空は青いし、海は広い。
勿論普通の動物だっているけどね。
私達のお城は島の真ん中。
でも私は同じ人形の「人間」を見たことが無い。
そして同い年の友達もいない。
まぁそれぞれの部族には友達いるけどね。
同じ「人間」と呼ばれる友達はいない。


そう言う事もあって大好きなおばあ様がいるファイゼンガルドに来た。
家族の中でおばあ様だけが唯一ファイゼンガルドにいるから。
お父様とお母様はお仕事の都合上城から離れられない。
だから私だけ。
お目付け役とペットも一緒だけど。
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