女〜幸せのカタチ
自分の話に夢中な尚くんは、そんなあたしに気づく様子もない。



嫌がらせかのように話し続ける。



「実は新居も目星がついてるんだ。築は結構古いんだけど、その分広いのに安いんだ。駅から近いアパートなんだけど…」



アパート?



あたしは笑いそうになるのを堪えた。



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