女〜幸せのカタチ
「あ、いやいや、大丈夫ですよ」



医者は白髪混じりのボサボサ頭を掻きながらのんびり言った。



「切迫流産って言うのは、流産する可能性があると言うことで流産したわけじゃない。彼女は幸い軽いですから安静にしていれば大丈夫です」



「はあ…」



そうなんだ。



大丈夫なんだ。



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