『短編』枯れ葉のように…〜あなたにいて欲しい〜
「ちょっと…よしてよめぐ…。頭上げてよ。」
うろたえる新山の目の前に、頭を上げためぐみが、右手を差し出し、手の平を広げた。
めぐみは、足元に落ちていたドングリを拾いあげていたのだ。
「ドン……グリ!?」
新山は、声を出すと、道路横の階段を見た。
そして、その視線を追うように、めぐみも階段を見て更に上を見た。
階段の上には、赤い鳥居が見えていた。
階段は神社への参道となっているのだ。
うろたえる新山の目の前に、頭を上げためぐみが、右手を差し出し、手の平を広げた。
めぐみは、足元に落ちていたドングリを拾いあげていたのだ。
「ドン……グリ!?」
新山は、声を出すと、道路横の階段を見た。
そして、その視線を追うように、めぐみも階段を見て更に上を見た。
階段の上には、赤い鳥居が見えていた。
階段は神社への参道となっているのだ。