『短編』枯れ葉のように…〜あなたにいて欲しい〜
全てを察したトシは…。

「任せて!!」

と、普段より大きな声で言うと、階段を駆け登って行った。

「お願い……。めぐを一人にして……私……馬鹿だ!!」

新山もトシを全力で追いかけながら、階段を駆け登り始めた。




「やっぱり…一人で、離れている楓と銀杏の落ち葉をキャッチするのは…無理ね…。」

めぐみは、境内の町を見下ろせるベンチで泣いているうちに、落ち葉のジンクスを思い出し、願掛けしようとしていたのだが…。
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