『短編』枯れ葉のように…〜あなたにいて欲しい〜
めぐみは、葉っぱが砕けないように軽く握って、下を向いた。

「……たくない……別れたくない…忘れられないよ…寿晴君……。大好きだよ…。」

そう呟く、めぐみは突然後ろから覆いかぶされた。

「……!!嫌ぁ〜!!助けて寿晴く〜ん!!……ん…ん…。」

叫び声をあげためぐみは、口を塞がれてしまった。


『こんなの……嫌……。寿晴君……。』

先程とは違う涙が、めぐみの頬を伝いだした時だった。
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