『短編』枯れ葉のように…〜あなたにいて欲しい〜
めぐみが、下を向いて震え出したので、

「おいおい、しばらく会わないうちに泣き虫になったな。」

と、寿晴は、めぐみの肩に手を置いた。

その瞬間…。

「ぐっ…。」

寿晴は、体を逆“く”の字に曲げ、そのままひざまづいた。

めぐみは、しっかりと拳を握っていた。

「驚いた?じゃないわよぉ!!どういうつもりなのぉ!!」
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