美しいあの人
巻いている髪につけていた造花を無造作にはずしながら、
あたしはキャッシャーの中のマネージャーに声をかける。
「おつかれさまです、あたしこれからアフター行くんで」
マネージャーがロッカーの鍵を渡してくれる。
「エリちゃんお疲れ。今日は松井さん?」
「そう〜。新規じゃなくてごめんね?」
「いやいいんだよ。常連さんも大事にしてこそのナンバーですよ」
マネージャーからこういう言葉が聞けるということは、今月もあたしのナンバー入りは確定ということか。
ナンバースリーくらいでいられるとちょうどいい。
一番とかは好きじゃない。
店をしょって立つとかは面倒くさい。
三番目くらいでわがままを言っていられるくらいで構わない。
あたしはキャッシャーの中のマネージャーに声をかける。
「おつかれさまです、あたしこれからアフター行くんで」
マネージャーがロッカーの鍵を渡してくれる。
「エリちゃんお疲れ。今日は松井さん?」
「そう〜。新規じゃなくてごめんね?」
「いやいいんだよ。常連さんも大事にしてこそのナンバーですよ」
マネージャーからこういう言葉が聞けるということは、今月もあたしのナンバー入りは確定ということか。
ナンバースリーくらいでいられるとちょうどいい。
一番とかは好きじゃない。
店をしょって立つとかは面倒くさい。
三番目くらいでわがままを言っていられるくらいで構わない。