美しいあの人
ある日昼前に起きると、祐治が美しい笑顔で言った。
「最近ね、すごく良い物が書けているんです。やっぱりエリと一緒にいるのが良いんでしょうね」
それを聞いて、芙美子さんに勝つことが出来たと思った。
あたしは、祐治を手に入れるための自信を手に入れた。
もう負けない。
負けるものか。
祐治のこの笑顔をずっと見ていられるのなら、あたしはどれだけ寝不足になっても構わない。 あんなへたくそな日記みたいなものでも祐治が喜んでくれるなら。そしてあたしの側にいてくれるのなら。
あたしは書き続けよう。
祐治のために、この美しい人のために。
あたしと祐治のことしか書けないけれど、それで祐治が笑っていられるのなら。
あたしはこっそり書き続けよう。
祐治の小人さんになってあげる。
だからずっと、あたしのそばにいて。
「最近ね、すごく良い物が書けているんです。やっぱりエリと一緒にいるのが良いんでしょうね」
それを聞いて、芙美子さんに勝つことが出来たと思った。
あたしは、祐治を手に入れるための自信を手に入れた。
もう負けない。
負けるものか。
祐治のこの笑顔をずっと見ていられるのなら、あたしはどれだけ寝不足になっても構わない。 あんなへたくそな日記みたいなものでも祐治が喜んでくれるなら。そしてあたしの側にいてくれるのなら。
あたしは書き続けよう。
祐治のために、この美しい人のために。
あたしと祐治のことしか書けないけれど、それで祐治が笑っていられるのなら。
あたしはこっそり書き続けよう。
祐治の小人さんになってあげる。
だからずっと、あたしのそばにいて。