家出少女。
第1章 始まりは唐突に
「皐月(サツキ)これ出しておいて」
「‥‥うん」
私の名前は藤内(トウナイ)皐月、高校2年生。
ー‥ただいま、無気力症候群真っ最中。
「‥‥‥‥‥本気で部活やめよっかな」
私は、一応吹奏楽部に入部している。
けれど、同じパートの子たちと性格が合わなくて、正直言わなくても疲れるのだ。
それだけならまだいいのだけど、それ以外にも‥‥‥
「何なのあいつ、やる気ないならいらないっつーの」
‥‥‥思いっきり聞こえてますから。
こんな風に堂々と私への不満を言うものだから、たまったものじゃない。
「はぁ‥‥」
どうして今、私は部活をやってるんだろ?
「‥‥うん」
私の名前は藤内(トウナイ)皐月、高校2年生。
ー‥ただいま、無気力症候群真っ最中。
「‥‥‥‥‥本気で部活やめよっかな」
私は、一応吹奏楽部に入部している。
けれど、同じパートの子たちと性格が合わなくて、正直言わなくても疲れるのだ。
それだけならまだいいのだけど、それ以外にも‥‥‥
「何なのあいつ、やる気ないならいらないっつーの」
‥‥‥思いっきり聞こえてますから。
こんな風に堂々と私への不満を言うものだから、たまったものじゃない。
「はぁ‥‥」
どうして今、私は部活をやってるんだろ?