カクテル~Parfait Amour~
「あんなに種類があるんだね、カクテルって。」
「そうだね。
使うお酒は同じでも、配合で名前が変わったりするしね。
同じものを作ろうとしても、バーテンによって微妙にちがうからね。」
僕達はしばらくぼんやりしながらグラスを口に運んだ。
「どうして人の名前がついているの?
考えた人の名前かな?」
妃緒が口を開いた。
「それもあるけどね、恋人とか、大切な人をイメージして作ったものもある。」
「いいなあ。
こうやって、長い間その気持ちが残っているなんて。」
恋人とケンカでもしたのかと思ったが、特に気にしなかった。
ケンカしたと僕にグチを言うことはあっても、なんだかんだで二人は一緒にいる。
「次は何を聞かせてくれるの?」
「これ、アースクエーク。」
妃緒が僕の貸した本を開いて見せたので、僕も覗きこんだ。
「地震、ね。
まあ地震の中でカクテル飲んでる人もいないと思うけど。」
「そうだね。
使うお酒は同じでも、配合で名前が変わったりするしね。
同じものを作ろうとしても、バーテンによって微妙にちがうからね。」
僕達はしばらくぼんやりしながらグラスを口に運んだ。
「どうして人の名前がついているの?
考えた人の名前かな?」
妃緒が口を開いた。
「それもあるけどね、恋人とか、大切な人をイメージして作ったものもある。」
「いいなあ。
こうやって、長い間その気持ちが残っているなんて。」
恋人とケンカでもしたのかと思ったが、特に気にしなかった。
ケンカしたと僕にグチを言うことはあっても、なんだかんだで二人は一緒にいる。
「次は何を聞かせてくれるの?」
「これ、アースクエーク。」
妃緒が僕の貸した本を開いて見せたので、僕も覗きこんだ。
「地震、ね。
まあ地震の中でカクテル飲んでる人もいないと思うけど。」