カクテル~Parfait Amour~
足音が近づいてくる。
対策を話し合うために召集をかけていたメンバーが集まってくる頃だ。
ぼくたちは体を離し、座りなおす。
「失礼いたします。」
「入りなさい。」
彼女は笑みを取り戻し、挨拶を受ける。
この部屋に彼女がいることを、もはや誰も不自然には感じていない。
「では、私はこれで。」
彼女が去った後、ぼくたちは知恵をしぼり、議論を交わし、なんとか乗り切る術を導き出した。
それを伝えるために、彼女の居室に向かう。

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