カクテル~Parfait Amour~
「君はどうか、丘の上の塔に移ってほしい。」
「なぜですか?川がもしあふれたら、ここは大変なことになってしまうのでしょう。それならば、私一人が逃げてはいけないのではありませんか?
私は、あなたと共にいられるのなら、濁った水など怖くありません。」
「君の気持ちも考えも、よくわかるよ。
でも、君には、ぼくの、みんなの帰るところであってほしい。進んでいくための目印であってほしいんだ。」
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