カクテル~Parfait Amour~
嵐は去った。
にごった水に浸かることは避けられた。
川の水かさは減り、清らかさを取り戻した。
晴れ渡る青空のもと、ぼくは皆をつれ、丘の上へと足を速める。
「おかえりなさい。」
真っ白なドレスの彼女が微笑む。
「ただいま。」
腕の中に抱きしめた。
そう、ここが、すべての中心なのだ。
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