カクテル~Parfait Amour~
穏やかに眠っていた体が突然飛び起きた。
泣きじゃくり、ぼくの首にかじりついた。
「私とあなたが逆になった夢を見たの。
あなたが自分を傷つけて、死ねなくて苦しいって泣くのよ。
私が自分を傷つけてきたのは、苦しかったから。
だけど、同じことしているあなたを見ても何もできないことの方が、比べ物にならないくらいに苦しかった。
こんなに苦しませてごめんなさい。」
「確かに苦しかったよ。
でもそれでも君と一緒に生きてこられた時間は、ぼくには充分すぎるほどに幸せなものだった。
だから、君が一人で苦しんで死んでいくことを考えたら、ぼくが君を手にかける方が心が楽なんだ。
ありがとう、今日まで一緒にいてくれて。」
泣きじゃくり、ぼくの首にかじりついた。
「私とあなたが逆になった夢を見たの。
あなたが自分を傷つけて、死ねなくて苦しいって泣くのよ。
私が自分を傷つけてきたのは、苦しかったから。
だけど、同じことしているあなたを見ても何もできないことの方が、比べ物にならないくらいに苦しかった。
こんなに苦しませてごめんなさい。」
「確かに苦しかったよ。
でもそれでも君と一緒に生きてこられた時間は、ぼくには充分すぎるほどに幸せなものだった。
だから、君が一人で苦しんで死んでいくことを考えたら、ぼくが君を手にかける方が心が楽なんだ。
ありがとう、今日まで一緒にいてくれて。」