カクテル~Parfait Amour~
「うまく言葉にはできないなあ。」
妃緒はどこか不満そうだった。
「ブルー・ムーンの方の話は、男の人が女の人を守ってあげるっていう感じがしたけど、この話は一緒にがんばっていくって感じだね。」
僕は思ったことを口にした。
「よかった、伝わってたね。
私、男女平等とは思わないの。だって体の構造からして違うんだもの。
全く同じことなんてできないの。それぞれ役割がある。
だけど、決意の強さとがんばることは、同じだけ必要だと思う。」
「でも、女の子はやっぱり、男に守ってほしいんじゃない?」
少なくとも妃緒にはそういう生き方が似合う気がした。
「それはそうだよ。だけど、守りたいって思ってもらえるようにがんばらなきゃ。
たとえば、バレエとかフィギュアスケートのペアって、男の人が女の人をリフトするでしょう?
あれは男の人ががんばっているように見えるよね。」僕はうなずいた。
「確かに、男の人は大変だよ。私、少しだけバレエやってたけど、女の人が一人でもしっかり立って踊れないと、あれ無理だよ。」
「怖いってことかな?」
「それもそうだし、自分の力で跳んで乗って、体支えてないと、あんなにうまくいかないよ。」
妃緒はどこか不満そうだった。
「ブルー・ムーンの方の話は、男の人が女の人を守ってあげるっていう感じがしたけど、この話は一緒にがんばっていくって感じだね。」
僕は思ったことを口にした。
「よかった、伝わってたね。
私、男女平等とは思わないの。だって体の構造からして違うんだもの。
全く同じことなんてできないの。それぞれ役割がある。
だけど、決意の強さとがんばることは、同じだけ必要だと思う。」
「でも、女の子はやっぱり、男に守ってほしいんじゃない?」
少なくとも妃緒にはそういう生き方が似合う気がした。
「それはそうだよ。だけど、守りたいって思ってもらえるようにがんばらなきゃ。
たとえば、バレエとかフィギュアスケートのペアって、男の人が女の人をリフトするでしょう?
あれは男の人ががんばっているように見えるよね。」僕はうなずいた。
「確かに、男の人は大変だよ。私、少しだけバレエやってたけど、女の人が一人でもしっかり立って踊れないと、あれ無理だよ。」
「怖いってことかな?」
「それもそうだし、自分の力で跳んで乗って、体支えてないと、あんなにうまくいかないよ。」