カクテル~Parfait Amour~
「いらっしゃいませ。どうぞ、隣にお掛けください。」
「いつも妃緒がお世話になっています。
水野といいます。」
現実味のない整い方をした顔立ちだ。
妃緒と二人で並んで歩いていたら、思わず目で追ってしまう人が何人いるだろう。
「すぐにタクシーよびましょうか?」
「できればもう少し、このまま寝かせてやりたいのですが。
これは妃緒がいただいていたお酒ですか?」
さっき作ったカクテルが置いたままになっていた。
「いえ、妃緒さんが前に、ストロベリーの紅茶の話をしてくれたので、僕なりに作ってみたんです。」
「俺も飲んだことがありますよ。妃緒は紅茶が好きだから。
この色、誕生日に俺があげたバラもこんな色だったな。」
水野さんはそっと、妃緒の髪を撫でていた。
「いつも妃緒がお世話になっています。
水野といいます。」
現実味のない整い方をした顔立ちだ。
妃緒と二人で並んで歩いていたら、思わず目で追ってしまう人が何人いるだろう。
「すぐにタクシーよびましょうか?」
「できればもう少し、このまま寝かせてやりたいのですが。
これは妃緒がいただいていたお酒ですか?」
さっき作ったカクテルが置いたままになっていた。
「いえ、妃緒さんが前に、ストロベリーの紅茶の話をしてくれたので、僕なりに作ってみたんです。」
「俺も飲んだことがありますよ。妃緒は紅茶が好きだから。
この色、誕生日に俺があげたバラもこんな色だったな。」
水野さんはそっと、妃緒の髪を撫でていた。