カクテル~Parfait Amour~
風が冷たくなり、今年もだんだん終わりが近づいてきた。
カレンダーが最後の一枚になって数日後、久々に妃緒が現れた。
「久しぶりだね。
やっぱり結婚が近づいてきて忙しいのかな。」
「うん。
今まで高裕さんはマンションの部屋の一つを仕事部屋にして、家で仕事してたの。
それが今度、親会社の社長さんが新しい事業を始める為に、近くにちゃんとしたオフィスを借りるようになったんだ。
高裕さんもそのオフィスの一画で仕事するようになるから、引っ越しの準備がね。」
「よかったじゃない。家と職場が同じって、どこか落ち着かなかったりしただろうね。通勤の大変さもないみたいだし。」
妃緒がメールを打ち終わるのを待って、僕はオーダーを聞いた。
「ティフィンとストロベリーのあれ、フィズにできる?
あ、ストロベリーじゃなくてピーチがいい。」
「了解。」
カレンダーが最後の一枚になって数日後、久々に妃緒が現れた。
「久しぶりだね。
やっぱり結婚が近づいてきて忙しいのかな。」
「うん。
今まで高裕さんはマンションの部屋の一つを仕事部屋にして、家で仕事してたの。
それが今度、親会社の社長さんが新しい事業を始める為に、近くにちゃんとしたオフィスを借りるようになったんだ。
高裕さんもそのオフィスの一画で仕事するようになるから、引っ越しの準備がね。」
「よかったじゃない。家と職場が同じって、どこか落ち着かなかったりしただろうね。通勤の大変さもないみたいだし。」
妃緒がメールを打ち終わるのを待って、僕はオーダーを聞いた。
「ティフィンとストロベリーのあれ、フィズにできる?
あ、ストロベリーじゃなくてピーチがいい。」
「了解。」