カクテル~Parfait Amour~
「ありがとう。
そうね、確かに、夜を急に朝に変えて、世界を明るくするなんて無理なことね。
私今日、こうやってこんなに長い間、夜に外にいた。だけど、あなたと一緒だから、怖くも寒くもなかったわ。
夜の闇が怖くないように、怯えて凍えて心が折れないように、そばにいてこうして手をつないで、一緒に明るくなるのを励まし合って待つ。
それで充分なのよね。」
空がだんだんと、闇の色から白んだ色へと変わっていた。
ぼく達はこんな風に、数えきれない夜明けをこれから共に迎えるのだろう。
そうね、確かに、夜を急に朝に変えて、世界を明るくするなんて無理なことね。
私今日、こうやってこんなに長い間、夜に外にいた。だけど、あなたと一緒だから、怖くも寒くもなかったわ。
夜の闇が怖くないように、怯えて凍えて心が折れないように、そばにいてこうして手をつないで、一緒に明るくなるのを励まし合って待つ。
それで充分なのよね。」
空がだんだんと、闇の色から白んだ色へと変わっていた。
ぼく達はこんな風に、数えきれない夜明けをこれから共に迎えるのだろう。