カクテル~Parfait Amour~
「高裕さん、何か頼んだの?」

僕は水野さんと目配せをして、赤いカクテルを注いだショートグラスを2つ、カウンターに並べた。
水野さんは右手でグラスを持ち、左手で妃緒の右手をとる。
そしてまっすぐに妃緒の瞳を見詰める。

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